おいしい過払い金請求

過払い金請求しませんかというCMをよく耳にすると思います。そもそも過払い金請求って何なのでしょう。

従来消費者金融業者の多くは、罰則のない利息制限法の上限金利(融資金により15%から20%)以上で、懲役・罰金等の罰則がある出資法の上限金利(29.2%)以下のいわゆる「グレーソーン金利」の範囲で営業を行っていました。しかし、最高裁判決により利息制限法を超える金利の支払いは無効であり、不当利得として債務者に返還しなければならないとされました。この不当利得の請求が過払い金請求です。

しかし、法律事務所は色んな仕事があるなかでなぜ過払い金請求のCMをたくさん打つのでしょうか。実は過払い金請求の仕事は確実でおいしい仕事といえるからです。会社員の給料というのは会社から、国家公務員の給料は国から出てきます。弁護士の収入はどうでしょうか。一般人を依頼人にした場合、一般人の財布から出てきます。当然に取りはぐれる場合もあります。任意に払ってもらえない場合は何度も何度も請求しなければなりません。翻って過払い金請求はどうでしょうか。消費者金融業者から受け取ったお金から報酬分を引いて依頼人に返せばよいのです。取りはぐれはありません。だからおいしいのです。

以前に消費貸借金融から借金をした経験がある方は、弁護士に無料相談してみるといいかもしれません。過払い金の見積もりはただのところが多いです。

法テラスって何?

法テラスってご存知ですか。こちらもロースクール制度と同様に司法制度改革により誕生したものです。全国の中規模市町村に設置されている国が設立した法人です。市民に対する総合的な法律支援が目的で、経済的に余裕がない方も弁護士が利用できるようになっています。今までは何か問題が起きたら行政機関や警察に駆け込んでいたところをまず弁護士に相談させ自律的に法律的に解決することを促そうとする狙いです。

こちらの法人も無料相談を行っていますが、この無料相談には条件があります。資力、月収、保有資産が一定額以下であることです。ですから法テラスの無料相談では、収入・家族構成・家賃または住宅ローン、保有資産(現金・預貯金のみ)が聞かれ、条件を満たした場合のみ具体的な相談に入ることができます。無料相談は普通の法律事務所と同様に30分程度ですが、そのあとの流れが異なります。普通の法律事務所であれば、気に食わない弁護士であればその場から立ち去って別の法律事務所の無料相談に行くことができます。しかし、法テラスでは、弁護費用の一時立て替えまでしてくれるので、弁護費用の立て替えをしてほしい相談者は法テラスが選んだ弁護士を代理人にする他ないのです。何人か紹介してもらえますが、選んだ弁護士が気に入らない場合でしたら、法テラスを諦めるのが無難かもしれません。

弁護士を見極める

無料相談サービスって何がいいのでしょう。問題を解決する道筋が分かるだけではないのです。弁護士を見定めることができるのです。では、どうのように見定めるのか。

絶対に最低でも二つの法律事務所には行くべきです。比較できないからです。そのとき、どのような解決方法をするのかしっかりと確認します。二人の弁護士が同じ解決方法を提案したら、どちらかの弁護士を選ぶことになります。しかし、二人の提案が違っていたら、三つ目の法律事務所に行く必要が出てきます。同じ解決方法を提示した二人の弁護士の中から選びます。

では、どのように弁護士を選ぶのか。専門性、人間性、代金の3つです。本当は弁護士としての能力を入れたいところですか市井の人間に弁護士の能力なんて分かるはずもありません。まず、法律問題がその弁護士の専門分野でなければなりません。弁護士の業務範囲は多岐に亘ります。扱ってない分野は素人に毛が生えた程度の知識しかありません。しかし、専門分野ではネットにもない奥の奥の知識まであります。次に人間性です。もしかしたら、人間性がもっとも重要かもしれません。自分と合う信頼できる弁護士を選ぶべきです。最後に代金です。安すぎても駄目です。仕事がなくてダンピングしている可能性が高いです。弁護士の仕事の値段には相場というものがあります。他の事務所の報酬と比べて相場から外れていない弁護士を選ぶべきです。

弁護士の実情

ときどき弁護士の実情の特集なんてテレビでやっていますが、弁護士の最近の状況ってご存知ですか。正直、世間一般の人々と同様、弁護士も苦しいです。原因はただ一つ弁護士の数が増えすぎたからです。

日本政府は、アメリカ合衆国の外圧を受け司法制度改革に乗り出しました。その柱の一つがロースクール制度です。ロースクールで教育を一定期間受けた弁護士の卵を従来のものより易しい司法試験で多数合格させ、弁護士が多様な場面で活躍するアメリカ型社会を作ろうとしたのです。裁判だけでなく契約や交渉の場面、企業にもたくさんのサラリーマン弁護士が増える予定でした。しかし、日本とアメリカは民族性・風土等がまるで異なるため、政府の思惑通りには全く行きませんでした。それは司法試験の合格率にも表れています。最初は半分近くあった合格率がいまでは20%前半です。

結果、ただ街に弁護士が溢れることになりました。年収200万円台の弁護士も普通にいます。そして、激しい仕事の奪い合いが行われています。今や最初に無料相談サービスをするのは当たり前の時代です。昔は、最初の相談から30分5000円、1時間1万円なんて普通だったのです。エリートとして扱われていた弁護士の態度も横柄でした。今では、腰の低い弁護士が増えました。サービス業だと自覚している人が多いです。司法制度改革なんて全く興味のない一般人には都合のいい時代になりました。もし、何かトラブルがあったら是非弁護士の無料相談を利用しましょう。